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別冊 食べ物日記
北京編

画像をたくさん載せたいものについて、普段の「食べ物日記その他いろいろ」とは別に、「別冊 食べ物日記」を作りました。


2006年10月中旬(4泊5日)
10月中旬に、北京に行って来ました。

万里の長城(八達嶺)、古宮博物館、天安門など、名所をいろいろ見てきました。
北京ダック、羊肉しゃぶしゃぶなど、名物も食べましたよ。
今回も、驚くことがいっぱいありました。


1日目  仙台空港→北京首都国際空港→ホテル

Air Chinaの機内食(一般、ベジタリアン、チャイルドミール)は・・・?

仙台空港から、北京首都国際空港まで、乗り換えを含めて、約5時間半かかりました。
仙台⇔北京便は、Air Chinaしかありません。
今回は、息子はチャイルドミール、私はベジタリアン(卵・乳製品あり)を注文してみました。
お昼過ぎの便のため、しっかりした食事ではなく、軽食でした。
一般食ではないのを注文すると、一番早く持ってきてくれるからいいですね。

(左)一般食:サンドイッチ、春雨サラダ、フルーツカクテルです。サンドイッチは、食パン4枚で一組です。
(中)ベジタリアン(卵・乳製品あり):野菜と卵のサンドイッチ、カットフルーツ(柿、メロン、リンゴ)、生野菜サラダ。
(右)チャイルドミール:一般食とおなじサンドイッチ、マンゴープリンとカットフルーツ、ツナサラダ、棒付きキャンディー。
もっとお子様向きかと思っていたら意外と普通。しかも、他社でくれるような、時間つぶし用のおもちゃやかわいいバッグなし。子どもに優しくないですね。



食後しばらくして配られたサンドイッチ。
ハンバーガーの写真つきの箱を配りながら「Beef or Pork?」と聞いてきたので、夫はビーフ、私と息子はポークにしました。
「ポークのハンバーガー!トンポーローでも挟んだ中華風バーガーかしら♪」と期待して開けてみると、ビーフは、ローストビーフっぽいの、ポークは普通のスライスハムでした。ガクッ!





北京首都国際空港に到着。
北京首都国際空港に到着し、入国審査と荷物の受け取りを済ませて、さっそく元に両替しました。
ここで注意点があります。
日本円から元に両替した時にもらえる「外貨兌換証明書」は帰国時の再両替の時まで保管する必要があります。
なぜなら、元から日本円への再両替できる金額は、「外貨兌換証明書」の合計金額の50%までと決まっているからです。
つまり、100元両替したら、50元分までしか円に再両替できないということです。
それから、帰国時、元から日本円へ再両替をしますが、これは日本ではできません。
帰国日、ホテルから空港に向かう時の支払いを考慮すると、空港で再両替するしかありません。元は国外持ち出し禁止なのも注意です。


この後、タクシーでホテルに向かいましたが、必ず、正規タクシー乗り場から乗りましょう。係員がいるので、指示を受けて乗ります。


タクシーでホテルに到着。
王府井大飯店(Wangfujung Grand Hotel☆☆☆☆☆
住所:北京市東城区王府井大街57号
電話:+86-10-65221188


空港からタクシーで約40分、91元(高速料金含む)。無事、ホテルに着きました。
北京のメインストリート王府井大街沿いにあります。
2003年11月に改装したそうで、建物の外観はきれいですが、部屋は古びた感じがします。




「凱旋西餐」(1日目夕食)
住所:北京市東城区王府井大街26号王府井大飯店の向かい
電話:+86-10-65128350
営業時間:10:30-24:00


ホテル到着後、夕食を食べに、ホテル向かいの洋食屋「凱旋西餐」に行きました。
店の前にお兄さんが立っていて、入ると席を案内してくれます。
英語メニューはありますが、従業員に英語は通じません。ここはどれもおいしかったです。





(左)Black Pepper Steak (32元):黒コショウがピリッときいた濃い目のソースがおいしい。
フレンチフライとキャベツサラダ添え。
(右)Russian Puttage (10元):真っ赤で濃厚なトマトスープに野菜の細切れがいっぱい。
トマトスープ好きな私はおかわりしたくなりました。





(左)Pinocchio's Fried Rice (18元):ベーシックな炒飯です。
機内食でパン続きだった私達にはホッとする味です。
(右)Banana Split (22元):バナナ1本を縦半分に切り、間に抹茶アイス2個、チョコレートアイス1個、キウイを置き、チョコレートソースをかけたデザートです。
赤いパラソルがかわいいですね。




夕食後、10時近かったのでホテルに帰りました。明日はいよいよ万里の長城と明十三陵です!



2日目  万里の長城(八達嶺長城)→明十三陵→天安門→瑪吉阿米(チベット料理レストラン)


早朝、ホテルの窓から見える風景です。
(左)遠くにうっすらと見える赤い屋根の建物は、故宮です。ホテルから約1キロです。
(右)北京の伝統的な街並み、胡同(フートン)が真下に見えます。この1部だけが残っていて、この周辺は再開発のためか、取り壊されていました。









朝の王府井の風景---
新東安市場(しんとうあんしじょう)
住所:北京市東城区王府井大街138号
電話:+86-10-5817-6688
営業時間:9:00-22:00

散歩がてら、朝食を食べに行きました。
これは「新東安市場」というショッピングセンターです。
この時は早朝でまだ開店していませんでしたが、後で何回か行くことになります。
日本のデパートに近い雰囲気で、私が北京で一番気に入ったデパートかもしれません。
できてから、日が浅いのでしょうか、中は、かなりの割合で工事中でした。









「ワンタン候」(2日目朝食)
住所:北京市東城区王府井東安門大街11号。新東安市場近く。
電話:+86-10-6525-1892
営業時間:17:00-24:00


ガイドブックに載っていたワンタンのお店です。
7時ちょっと過ぎですが、とても込んでる!これは期待できそうです。

ここは、席に着くと、メニューを書いた紙(中国語のみ)を渡され、注文するものにチェックして料金先払いシステムです。
もちろん英語は通じませんので、メニューは想像するしかありません。





(左)「鮮・肉ワンタン (4元)」:ワンタンの中身は豚ひき肉で、スープも肉の風味です。
でもスープの下にはダシ用の小エビがいっぱいです。
(右)「菜・肉ワンタン(7元)
」:こちらは野菜入りのあっさり味のワンタンで、スープも海鮮味っぽかったです。もちろん小エビ入り。
どちらも、私達の苦手な香菜がたっぷりでしたので、これさえなければスープも飲み干すのに・・・と思いました。





(左)「南翔小(5元)」:小龍包風の小さな肉まんです。
大きな肉まんを1人で5〜6個も食べている人がいたので、それかと思ったら違いました。
(右)「八宝飯 4元(約60円)」:八宝菜がけご飯かと思ったらこれも違いました。
肉まんくらいの大きさの甘いもち米にドライフルーツがトッピングされていて蒸してあるおやつでした。







麦当労(マクドナルド)
住所:北京市東城区王府井大街138号 新東安市場内
中国では、マクドナルドは「麦当労」と書きます。
今日は万里の長城に行きますが、万里の長城付近の食堂は高い&まずいそうなので、弁当を持って行こうと思いました。
けれどこの近辺、コンビニや弁当屋がないんですよ。
しかたないので、マックのテイクアウトを持っていこうと思い、入ってみました。
(左)「緑豆流(4元)」:英語名はGreen Bean Pie。うぐいすあん(青えんどう豆を甘く煮たもの)のパイです。
熱々で結構おいしかったです。
結局これひとつだけ買って、肝心の弁当は買いませんでした。





万里の長城(八達嶺長城)と明十三陵を見に出かけます!
万里の長城へは、鉄道やバスでも行けますが、慣れない事もあり心配でしたので、タクシーで行くことにしました。
日本を出る前に8時間チャーターを予約したので安心です。
日本語ができるドライバーさんの指定もでき、この場合は8時間または200Kmで700元プラス高速料金と駐車場代です。
指定した時間にホテル前まで迎えに来てくれます。

万里の長城へは、北京中心部から90分ほどかかりました。
意外と遠いのですね。



万里の長城(八達嶺長城、 はったつりょうちょうじょう)
万里の長城は、八達嶺長城、司馬台長城、金山嶺長城など、いろいろなコースがありますが、最もポピュラーな八達嶺のうち、向かって右側の女坂(左側には険しい男坂もあります)を登ることにしました。
ドライバーさんのすすめでロープウェイ(往復60元)で女坂の入り口まで来ました。


(左)ロープウェイ乗り場から写しました。ちょっとこわいです。
(中)人の行列が見えます。ここはまだ低いですよ。ロープウェイはまだ続く・・・。
(右)やっと、上のロープウェイ乗り場に着いて暗い道を歩いて行くと、チケット売り場に着きます。
入場料は45元。そしてこの赤い看板は、長城入り口です。








(左)ここが女坂の出発点です。頂上に見える城楼(2階建ての建物)まで行きたいと意気込んでいましたが・・・。
(中)天気はいいけど風が強い!登りはいいけど、下りがすべりそうでこわかったです。

(右)結局途中までにしました。坂の途中で後ろを振り向いて写した写真。これを造った昔の人はホントすごいですね。
来て良かった!



そうそう、トイレにまつわる話をひとつ。
万里の長城のロープウェイ乗り場でトイレに行ったら、(トイレは意外とキレイ)なんと、扉を閉めずにこちらを向いて(和式です)用を足しているオバサマがいてビックリ!1人だけかと思ったら、同じ事をしている人がもう一人いました!
中国にはこういう人がいるとは何かで読んだことはあるけど、実際に遭遇すると絶句ですね。







明十三陵(みんじゅうさんりょう)
明十三陵とは、明の時代の皇帝の陵墓群のことです。
2003年に世界遺産登録とのことで見に行きました。入場料は65元。
このような壁の赤い建物がいろいろありました。
広大な敷地の奥には地下宮殿というのがありまして、セキュリティーチェックのあと、長〜い階段を降りると墓室に着きます。
地下宮殿は撮影禁止でしたので画像がありません。
その他の建物もあまり写真をとっていないことからおわかりのように、私たちにとって、興味を持つようなものはありませんでした。

ドライバーさんに待っていてもらったのですが、私達が戻って来ると「早いですね。」と言われてしまいました!






「老上海城煌面小吃」(2日目昼食)
万里の長城付近の食堂は高くてまずいので、ドライバーさんがよく行くという上海料理のお店に連れて行ってもらいました。
「10元でお腹いっぱいになるよ」とのこと。安すぎる・・・。ドライバーさんのおすすめは、パーコー飯だそうです。
残念ながら、場所は不明です。

(左)「排骨套餐 (9元)」:パーコー飯のことです。じっくり煮込んだ豚肉、炒飯、青菜炒め、それと卵とトマトのスープ付です。肉がおいしい!
(中)鳰腿套餐 (9元)」:これもドライバーさんおすすめ。骨付きチキンのじっくり煮込みです。
(右)「肉?炒面(5元):肉入り焼きそばかなと思って注文しました。
焼きうどんのように太めの麺で、肉・青菜と一緒にオイスターソースで炒めてあります。

見た目に反して結構おいしかったです。





(左から)天安門、中国国家博物館、たぶん正陽門(前門)
天安門周辺は駐車できないので、タクシーでぐるっと回ってもらいました。
天安門広場は、とにかく広い!












「瑪吉阿米(めきちあまい)」(2日目夕食)
住所:北京市朝陽区建国門外秀水南街甲11号2階  地下鉄「建国門」駅下車、北京友誼商店北側裏。
電話:+86-10-65069616
営業時間:11:00-翌朝2:00

夕食は、楽しみにしていたチベット・レストラン「瑪吉阿米(めきちあまい)」です。
ここは要予約です。
タクシーで行きましたがひどい渋滞で、普段なら北京中心部から10分ほどですが、30分くらいかかりました。


店内はチベット色の強いインテリアで、欧米人のお客がとても多く、ほぼ満席でした。
お店のスタッフは全員チベット人で、英語を話せるスタッフが「どこから来たの?」などフレンドリーでした。
英語メニューもあって、料理について親切に教えてくれるので安心です。


(左)「Fresh Watermelon Juice (22元)」:スイカジュースは、スイカをそのまま絞った味わい。
(右)「Tibetan Salty Milk Tea (16元)」:バター茶はsweetとsaltyがあり、違いを聞いたら、sweetは甘くて牛乳を使い、saltyはヤクのミルクを使っていてこちらが伝統的。とのことでしたので、saltyを注文。
このバター茶がすごくおいしいの!バター風味で塩味のミルクスープの感じですが、全然油っこくなく、塩味もおだやか。
本に載っていたバター茶のレシピを見て作ったのとは全然違う!レシピをきいておけば良かった。
それと「Fresh Apple Juice( 22元)」を注文しました。すりりんごジュースでした。





(左)「Lhasa Fried Rice (28元):ラサ風炒飯。(ラサは、チベット自治区の首都名)細切れ野菜がいっぱい入っていておいしかったです。
(右)「Noodles Cheese & Meat Sauce (33元):スパゲティミートソースにヤクのチーズをかけたオーブン焼きです。
このミートソースが何とも言えない不思議なスパイスがきいていて、いわゆるイタリアンのそれとは別物でした。






(左)「Roasted Ribs of Lamb( 58元):スタッフおすすめです。パリッと焼けた骨付きラムのローストに、唐辛子塩をつけて食べます。
(右)「Beef slices Fried on Stones (66元):アルミホイルに焼けた石、牛肉、玉ねぎや香菜、唐辛子、オイル入れた蒸し焼きです。
ホイルを開けたらオイルがグツグツ煮立っていました。ご飯にも合う味でした。





毎晩夜8時から、民族衣装を着た7〜8人のダンサー集団による、チベット民族舞踊ショーを見ることができます。
これがまた、イケメン&美女揃いで、特に男性は、185センチはありそうな長身で、髪はロングで顔の彫りが深く、一目惚れしそうになりましたわ。

写真たくさんとりましたが、すべてピンぼけでした、残念!

帰りは、流しのタクシーでしたが、運転手の勘違いで、別なホテル前で降ろされそうになりました。
私達は「このホテルじゃない!名前も住所も違う!」って主張しましたが、この運転手は頑として譲りません。
最後に運転手は、ホテル前の人に聞いてくると言って出て行き、やっと自分の勘違いに気付いたようで戻って来ました。
最後は無事にホテルに着きました。

こうして、北京滞在2日目も終わりました。



3日目 前門で全聚徳の北京ダック→王府井で東来順の羊肉しゃぶしゃぶ等

「閏生記」(3日目朝食)
住所:詳しい住所不明。北京市百貨大楼の裏側。
王府井大街から1本裏通り、北京市百貨大楼(国営デパート)裏に入ると、ローカルな雰囲気になり、その中から、比較的きれいな「閏生記」で3日目の朝食を食べました。

(左)「老北京炸醤面(15元)」:ジャージャー麺のことで、北京の庶民料理だそうです。
日本のとは少し違って、麺は太めで肉味噌とキュウリの他、枝豆ともやしも入ります。
麺はモソモソしていて肉味噌はコクがなく、もっさり、まったりした味です。
(中)「老湯牛肉面(15元)」:牛肉ラーメンです。スープは醤油味に近いです。これも麺はモソモソです。
(右)「ワンタン(5元)」:これはおいしかったです。白い海鮮スープにワンタン、岩のりが入っています。






前門大街
この後、タクシーで前門に行きました。
前門とは、天安門広場を南に下ったところにある地域で、実に下町的な雰囲気を強く残しています。
(左)前門大街を入って振り向いて写しました。
手前側が前門大街です。
(右)形状からして、鳥のヒナの串刺し。串1本にヒナが5羽ほど刺さっていて、油で揚げて唐辛子塩をつけて食べるようですがグロテスクでした。リアカータイプの屋台で売っていました。











(注意点あり)
全聚徳前門店(ファーストフード店と本店あり)  (3日目昼食)
住所:北京市崇文区前門大街32号
1864年創業の老舗です。地図で確認して「あー、ここだ!」と思い、前門大街に面している方に入りました。
食べた後にわかったのですが、前門大街に面している方はファーストフード店、本店はその右隣奥に入ったところにあるので注意です!
しまった、失敗した〜〜!!
ガイドブックにも、この違いを明記してほしかったです。

(左)これは、ファーストフード店の入り口です。

(右)ちなみにこちらが、前門本店です。






前門大街に面しているほうは、地元の人ばかりで外国人は入らないのでしょうか、私達が席に着くなり、お店のお姉さんは、早口な中国語でまくしたててきたので私が「英語メニューください」と英語で言ったら、「あっ、しまった!」という顔をして英語メニューを持って来てくれました。
メニューを見ると、「北京ダック70元。カオヤーピン10枚、(肉を包むクレープみたいなもの)、葱、テンメンジャン、スープを含む」と書いてあります。
70元?なんか異常に安くない?ホントにここは
全聚徳?と疑ってしまいました。
(左)鴨をさばいているところです。後ろの人は親方でしょうか、腕組みして監視しているみたい。






異常に安い訳がわかりました。
(左)「Roast Duck 70元」:な、なんと、北京ダックが紙皿に入ってきました!
しかもテンメンジャンはパック入り!しょぼすぎます。
(画像右の奥)「Porridge 3元」:あずき粥です。味はついていません。
(画像右の左側)「Fried Egg Roll 1本2元」:春巻きです。炒めた野菜と肉入りであっさり味です。
(画像右の右側)北京ダックセットに付いているスープ。鴨のダシで作った白いスープですが、臭みが強くて一口で断念。
それにしても紙コップはないでしょう〜〜。


食べ終わった後しばらくして、お店の人が片付けに来ましたが、紙皿もお粥もスープも、黒いゴミ袋に全部ガーッと捨てていました。
ゴミの分別の概念はないのでしょうか?こんなことを続けたら環境破壊ですよ!


ここでまた、トイレにまつわる話です。
食後、
全聚徳のトイレに行ったら、和式トイレに、現物が山盛りに!!(汚くてすみません)
ビックリして流そうとしたら水が出ません。
慌ててトイレから出て洗面台の蛇口をひねったら、これまた水が出ません。
トイレ前に並んでいたオバサンがこれを見て「あー」とあきれたような声を出していました。
中国では除菌ウェットティッシュが必需品ですね。
それにしても食べ物屋のトイレで、これはあり得ません!!


食後、行く予定だった本店を見つけた時、夫が「せっかく来たんだから本店も行く?」と聞いてくれましたが、私はあのトイレを見てから、この店の衛生概念のなさにあきれ、「もういい!!」と言いました。


この後、北京では超有名なシュウマイ専門店「都一処」を探しましたが、この周辺の建物は工事中で、お店はありませんでした。
前門大街も再開発中なのでしょうか。







大柵欄街
大柵欄街は、前門大街と垂直に交わる通りで、さらにレトロな雰囲気が強まります。
お菓子屋、お茶屋等、見ていてワクワクするお店がいっぱいです。


(左)通りにはカラフルな三角旗がいっぱい。
(中)17世紀から続く薬の同仁堂。他にも「六必居」(明代からの漬物屋)など老舗がいっぱいです。
(右)薄茶色のかわいい陶器に入った蜂蜜酸牛女乃(ハチミツヨーグルト)。











王府井小吃街
大柵欄街からタクシーで王府井に戻り、「王府井小吃街に行きました。

(左)門をくぐると、ローカルフードのお店がズラリと並んでいます。
店先には料理の名前が刺繍された旗が掲げられていて、何のお店かわかるようになっています。
珍しい食べ物がいっぱいで見ていて楽しいです。
(中)さくらんぼ等の果物の串刺しに飴をかけたお菓子。
(右)牛肉面などのお店。店先にはカフェっぽい椅子とテーブルが並べられていてここで食べられます。








(左)タツノオトシゴとサソリの串刺し。
このサソリ、生きていてグニャグニャと足やシッポを動かしていました。
ちょうど串刺しを作っていましたが、洗面器の中に生きたサソリがウジャウジャ入っていて、お店の人が素手でサソリをつまみ、串に刺していたのです!ビックリ!
できたてなので串刺しされていても動いていたわけです。

(中)セミ?か何かの幼虫の串刺し。北京の人はいろいんなものを串刺しにして食べるんですね。







「東来順(とうらいじゅん)」 (3日目夕食)
住所:北京市東城区王府井大街138号 新東安市場5階
電話:+86-10-6528-0932
営業時間:16:00-21:30

夕食は、羊肉しゃぶしゃぶの超老舗「東来順」に行きました。新東安市場店が本店です。
英語メニューあります。2人分188元のセットにしました。






(左)羊肉2種。これの他にカールした肉も来ました。
四角い皿には、ウリのような野菜の塩漬けと、ミミガーみたいな軟骨の醤油漬け。
(中)左から、焼き豆腐みたいな硬めの豆腐、にんにく甘酢漬け、香菜とネギ。
(右)レタスのような葉っぱ、春菊風味の葉っぱ、マロニーみたいなもの。






(左)こんな感じでテーブルがいっぱいになります。
(右)おもしろい形の鍋で肉や野菜をサッと湯がいてゴマダレで食べます。
臭みもなく、とてもおいしい!
合間にさっぱりした漬物や、茹で野菜を食べると口直しになってまた食欲が出てきます。2人分にしては量が多かったです。


食べ終わった後、席で会計をしますが、レシートはよく確認しましょう。
ここは、おしぼりを使うと1枚に付き1元取られるのですが、使わなかったにもかかわらず、しっかり3元請求されていました。
もちろん、「3元引いて。」とちゃんと言いましたよ。言葉が通じないところでクレーム付けるのって難しいですね。最後はジャスチャーです。






イタリアンジェラート「ROMANA」
住所:北京市東城区王府井大街138号 新東安市場B1F

息子はずっとバニラアイスが食べたいと言っていたのですがジェラート屋が見つからず、地下1階にあるイタリアンジェラートのお店「ROMANA」を見つけてさっそく食べることにしました。
でも、このバニラ、日本のとは味が違います。
初めて食べる、不思議な風味がしました。
私はダイエットバニラを食べましたが、こちらはバニラよりクリームっぽい味で甘味が強めでした。
15元です。中国ではジェラートは、ちょっと高級品の部類ですかね。

王府井では、ちょっと休んでお茶とかデザートを食べようと思っても、そういうお店がなかなか見つからないのです。
食事するだけのお店はいっぱいあるのですが。
その点、新東安市場地下は、きれいなレストランやカフェが多く、安心して入れます。






老北京一条街
住所:北京市東城区王府井大街138号 新東安市場B1F

新東安市場の地下には、こんな楽しい商店街もあります。
ここ、老北京一条街は、明・清時代の街並みを再現しています。
シルクの小物、茶器、衣装、昔風のお菓子等、中国らしい商品扱うお店がいっぱいです。
昼間、トイレでビックリした、あの全聚徳(ここでは小売のみ)や、漬物の老舗「六必居」もありました。
ここはデパートの中ですが値切れますよ。値札の1/3くらいを提示してみましょう。
最終的には値札の半額くらいにはなります。











「王府井世都百貨」で早餐女乃(朝食用牛乳)を購入。
住所:北京市東城区王府井大街90号
電話:+010-86-6526-7890
営業時間:10:00-21:30

そうそう、王府井では、スーパーもあまりありません。
「王府井世都百貨」という、王府井で一番ブランド品が多いと言われる百貨店の地下には食料品売り場がありましたが、品薄の印象がありました。
アイスクリームもサンドイッチもないし、デザートはヨーグルトくらい。何でも豊富な日本が恋しくなってきました。

ただし牛乳は例外で、日本とは比較にならないほど種類が多いです。
画像は、早餐女乃と言い、朝食用牛乳です。左は核桃味(クルミ味)、右が麦香味(ミロのような麦芽味)です。
もちろん、夕食用牛乳もありました。






王府井天主堂
住所:北京市東城区王府井大街74号

夕食後、新東安市場を見てからホテルに帰る途中、すてきな教会がありましたので写真をとりました。
北京をゆっくり見て回れるのも、あと1日です。
明日はいよいよ、故宮博物院に行きます。











4日目 故宮博物院

北京で観光できるのは今日で最後です。
この日の朝は、ホテルのビュッフェで軽く済ませ、故宮博物院に行くことにしました。ホテルから徒歩10分程度です。



故宮博物院
(左)故宮の周りには筒子河という堀があり、4隅には角楼があります。
ここから入口まで、300mほどあります。
(右)神武門。故宮の北門で、ここで入場料60元を支払います。











こんな感じで、立派な建物が延々と続きます。
とにかく敷地が広く、スケールの大きさに驚かされました。











隣の建物に行くにも一苦労です。
当時、ここに勤務していた人達は大変だったでしょうね。













(左)午門。故宮の正面入口で、こちらからも入れますが、私達は反対側の神武門から入ったので、午門から出ました。
本当にいい運動になりました。
この後、西門近くに、「紫藤廬」という茶芸館があるので行こうと思い、午門から西門まで、また延々と歩きました。
(西門からは出入不可のため。)

それにしてもホント広いですね。









「紫藤廬(しとうりょ)」
住所:北京市西城区南長街2号。故宮西門すぐ近く。
電話:+010-86-6606-6614
営業時間:11:00-翌2:00


故宮西門すぐ近くにある茶芸館です。
やっと一休みできると思って頑張って歩いたのに、残念ながらこの日は休業。
それにしても西門の周辺には、一休みできるお店が見当たらないですね。
疲れたのでタクシーで王府井に戻ることにしました。






「萃華楼飯荘(すいかろうはんそう)」 (4日目昼食)
住所:北京市東城区王府井大街58号 天倫王朝飯店1階
電話:+86-10-6513-4970
営業時間:6:30-10:00、11:00-14:00、17:00-22:00

山東料理(北京料理の元と言われる)のお店です。英語メニューあります。

結構込んでいました。








(左)「The outer of cucumber(14元)」:キュウリの皮と野菜の甘酢漬です。
生野菜は食中毒が心配でしたが、さっぱりしたものが無性に食べたくなり、注文しました。
しかしこれにも油が使われていて、いまいちスッキリしませんでした。
(右)「Braised mushrooms(34元)」:キノコのあんかけ炒めです。







(左)「Quick-fried diced chicken in been sauce(26元)」:角切りにした鶏肉を油で揚げ、甘辛味噌で炒めたもの。
おいしいけど、かなり油っぽくて、油物好きな私でもお腹いっぱいになりました。
(右)「Fried rice with shrimp(15元)」:エビ炒飯。炒飯はどこで食べてもおいしいですね。


食後は王府井の街を散策しました。






王府井の井戸跡
王府井の地名の由来とされた井戸跡が、新東安市前の歩行者天国をはさんで西側にあります。
明代に、この地に皇族の屋敷(王府)と井戸があったので、王府井と呼ばれるようになったそうです。
今は蓋がされ、地名の由来となった説明文が書かれています。写真をとっている人も多かったです。









「全素齋(ぜんそざい)」
住所:北京市東城区王府井大街213号
電話:+86-10-6525-0741
営業時間:8:30-21:00


精進料理のお惣菜店とガイドブックで紹介されていたので、お惣菜はスーパーみたいにパックに入っているかと思い、外食に飽きたら、ここでご飯とおかずを買ってホテルで食べようと思っていましたら大間違いでした。
お客さんは皆、1キロは入るであろう大きなビニールに大量買いしていて、ちょっとずついろいろな種類を買うような雰囲気ではありませんでした。





恐怖の逆バンジージャンプ
住所:北京市東城区王府井大街201号 天元利生体育商厦

スポーツ用品店の「天元利生体育商厦」の前に、人だかりができていたので見てみました。
そしたら、両側をワイヤーでつないだ、箱型のブランコのようなものに男性が一人座っています。
これは、なんと、逆バンジージャンプです。
すぐ隣に建物があるし、安全性は大丈夫なのでしょうか?
会場を盛り上げるためのJDと大音響の音楽が響き、いよいよです!








(左)発射!!すごいスピードで飛んでいきます。
(中)わー、どこまで上がるの〜!
しかも何度も回転しながらヨーヨー状態です。
これを何度も繰り返し!
(右)無事降りてきました。

絶叫している顔を撮影して、いくらかで売っていました。本人が買うのでしょうか?
ちなみに、バンジー代は120元、保険は5元。

日本なら危険で許可が下りないでしょうね。









「香港美食城(ほんこんびしょくじょう)」 (4日目夕食)
住所:北京市東城区東安門大街18号
電話:+86-10-6625-7349
営業時間:11:00-24:00


街路樹で見えにくいですが、かなりけばけばしいネオンの「香港美食城」に行きました。
なぜこのお店にしたかと言うと、油っこい北京料理で胃が疲れていたので、昨年行った香港の料理なら、私達の口に合うし、比較的あっさりしていると思ったからです。
ネオンは派手ですが、店内はちょっと上品な雰囲気でした。

英語メニューありますが、英語は通じませんでした。





(左)「Lomen noodle of pork beef chicken shrimp & vegetables (28元)」:豚肉、牛肉、鶏肉、エビと青菜入りの焼きそばです。
おいしいけどかなり油っこいです。
(中)「Roasted pork with honey sauce (36元)」」ローストポークに蜂蜜入りのソースがけです。

(右)「Vegetable & bean curd soup (28元)」:野菜と豆腐のスープです。あっさりしたスープが飲みたかったので注文しました。味が薄くて旨みもない・・・。
もう1品、何か注文したかったですが、夫と息子は、油っこい料理に食欲が出ず、これで終わりにしておきました。





「又一棧 港式茶餐庁」
住所:北京市東城区王府井大街138号 新東安市場B1F
電話:+86-10-5817-7001
営業時間:24時間営業らしい


油っこいものが続くと、果物や生野菜など、すっきりしたものが無性に食べたくなります。
新東安市場地下1階に、「又一棧」という茶餐廰(チャーチャンテン)を見つけて嬉しくなり、さっそく入ってみました。
チャーチャンテンとは、香港のいたるところにある、大衆食堂兼喫茶のようなお店で、膨大な数のメニューがあり、食事もお茶もデザートも揃っているのです。

香港ではじめてチャーチャンテンに入って、すぐにこの魅力に取り付かれた私です。
(左)「Mixed Fruitssplit w/Red Bean Ice(20元)」:花瓶のような大きなグラスに、あずきミルク氷が入っていて、上にはキウイ、メロン、バナナなどのフルーツがてんこ盛り。
フレッシュフルーツが食べたかったので、すごくおいしく感じました。
(右)「Iced Mixed Coffee & Tea (13元)」と「Egg Tart (7元)」:まさか北京で鴛鴦茶(インヨン茶)に再会できるとは!
鴛鴦茶とはコーヒーと紅茶のミックスで、エバミルクたっぷりの香港オリジナルドリンクです。
エッグタルトもパイ生地がサクサクして甘さ控えめでおいしかった。

もっといろいろ食べたかったですが、夕食後のデザートでしたのでこれくらいにしておきました。
メニューをもらったのでざっと数えたら、なんと350種類以上ありましたよ!





東安門大街の露店
新東安市場の近く、東安門大街には、夜になるとズラリと露店が並びます。
100店舗以上どころではないですね。
皆おそろいの店構えと赤いユニフォームで、日本の露店より、よほど見栄えがいいです。
串焼きや焼きそば、デザートなどバラエティに富んでいて、とってもおいしそうで、すごく食べたかったですが、衛生状態が心配なのでやめておきました。

明日は朝早いので、早めにホテルに戻りました。









5日目 ホテル→北京首都国際空港→仙台空港

(注意!)
ホテルが呼んだタクシーがぼったくりタクシーで・・・!

チェックアウトは朝4時半なので、ホテルに、タクシーを呼んでもらうように前日に依頼しておきました。
このタクシーがなんと、ぼったくりタクシーだったのです。

早朝、チェックアウトをしていると、タクシー運転手らしい人がフロントに来て「Taxi?」と私達に声をかけて来ました。
これが、ホテルが呼んだタクシーと思い、タクシーに乗り込みました。

発車前に「北京空港まで」と夫が言うと、運転手はわかっている様子。
発車して少ししてメーターを見ると、メーターを作動させておらず、0元のままです。
不審に思った私達は運転手に聞きました。

夫「すみません、メーター作動させていませんよ。」
運転手「ブツブツブツブツ(何か中国語)」
夫「空港までいくらですか?(前日に、ホテル従業員から聞いて、約100元と知っている)」
運転手「200元」
夫「200元?!ホテルの人は、100元と言ってましたよ」
運転手「ノー、ノー、ノー、200。」
夫「なんで200元?なぜメーター使わないんです?」
運転手「ノー、ノー、ノー!」

これは、完全なボッタクリです。
高速代も、普通は最後に請求してくるのに、この運転手は、高速通る時に10元くれと言うし。
空港行きの高速道路は通ったので、この運転手は、空港には行くつもりでしょうけど・・・。
車内であまり口論になると、途中変なところに連れて行かれたらそれこそ大変なので、どうしようか夫と相談しました。

空港に着き、運転手は料金を請求してきましたが、私達は降りずに、トランクの荷物を先に降ろすよう運転手に言いました。
私達だけ先に降りると、荷物を載せたまま逃走されるかもしれないからです。
その後私達が降りました。

運転手「200元!」
夫(120元出して)「200元。」(とぼけたフリです。)
運転手「ノー、ノー、200!」(ちょっとキレぎみ)
夫(120元のままで)「なぜメーター使わない?ホテルは100元と言ってるんだからこれ以上出さないよ。」
運転手「ノー!200元!」(キレてきた)
夫(服務証とナンバープレートを確認しながら)「出さない!お前の会社にクレームつけるぞ!」


この後言い合いが続き、運転手は、思いっきりガンをつけて、殴るぞみたいな動作をしたので、夫は120元を押し付けて「Bye!」と言って立ち去りました。
運転手は「ホテルに戻れ!」とか叫んでいましたが無視です。


ホテルが呼んだタクシーがボッタクリ・・・。信じられません。非常に不快な思いをしました。
こんな輩をホテル内に出入りさせるホテルもどうかしています。
後から夫が言っていましたが、私達が空港に入ってから、あのボッタクリ運転手は、外から私達の様子をうかがっていたそうです。
きっと私達が、警察に通報すると思ったのでしょう。





(注意!)
北京7:45発→大連経由→仙台では、銀行が開いていないので、再両替できない!

7:45北京発でしたが、出発する気配もなく、表示は、定刻どおりのままでdelayedの表示もアナウンスもなし。
空港職員に聞いたら、「遅れる」の一言だけ。
時間が余ったので、北京空港で、人民元から日本円に再両替しようと思ったら、銀行は朝8時からなのです。
夫が銀行前で待っていたら怪しい人が「Exchange Money?」と言って近づいてきたそうです。
これに引っかかると、偽札をつかまされたかもしれません。

私達と同じく北京からの夫婦がいて、J○Bの現地係員が「大連で両替できます」と言っていたのが聞こえましたが、実際は、大連では両替所が見つからず、空港職員に聞いても、両替できないとのことでした。
飛行機が遅れたおかげ(?)で北京で再両替できましたが、定刻どおりに出発していたら、再両替はできなかったのです。
この夫婦は元を使い切るために、大連で必死にお土産を買っていて、とてもかわいそうでした。





3時間半遅れで、やっと北京出発。
3時間半遅れで、やっと北京を出発しました。事故起きなきゃいいけど。
これは、飛行機の中で待っている時に出されたおやつです。
中華風のパイ生地の中にパストラミみたいなハムがサンドされています。
これも油っこいです。油はもうたくさんです。






機内食(一般、ベジタリアン、チャイルドミール)は・・・?
(左)一般食:中華風牛肉煮込みと茹で野菜。ゴボウサラダのようなもの。甘いムース。
(中)ベジタリアン(卵・乳製品なし):ハッシュドポテト、キノコ炒め、、カットフルーツ(柿、オレンジ)、生野菜サラダ。
(右)チャイルドミール:ハッシュドポテト、チキンナゲット、カットフルーツ、ハムとマカロニサラダ、せんべいとチョコレート。


3時間半遅れでしたが、無事、仙台空港に着き、本当にほっとしました。
最終日で不愉快なことが続き、楽しかった旅行が台無しになった気がします。
それでも、万里の長城など、有名な所をいろいろと見ることができて良かったです。
今回の旅行も、驚きの連続でした。



おしまい