3日目



今日は16:00からリックトーマスのマジックショーを見る以外は予定なし。
ということで、昨日もカジノのおかげで午前様だったから昼間で寝るぞーと思っていたのに。

昨日の興奮が冷めないのか7:30にどうしても目がさめてしまう。カーテンの外を見ると今日もすこぶるいい天気。
ソファに座ってデジカメの写真なんかを確認していたら、よしくんまで起き出してくる。
「昨日遅かったし、よしくんもっと寝てていいよー、昼くらいまで」というが、せっかくだからもう起きるという。
睡眠大好きよしくんが、なんて珍しいことでしょう。
よしくんがここのホテルにあるマダムタッソーに行ってみたいというので、調べたら10時からだった。
それまでゆっくりテレビを見たり、シャワーを浴びたりして時間に合わせて部屋を出る。


今朝もいい天気。こっちに来てから快晴ばかり。




マダムタッソーは一度イギリスで行ったことあるけど、ここってどんな風だろう。
入り口近くで、パバロッティのろう人形がいたのでさっそく一緒に写真を撮る。そしたら係りのお兄さんがこれまた
タイミングよく、マダムタッソーの割引券をくれた。部屋で見つけた雑誌のクーポン券よりさらに安かった。
入場すると、アメリカの有名人が次々に現れる。きっとアメリカじゃ超有名なんだろうけど私達の知らない芸能人も多い。
本当にリアルだから、あちこち人がいるようで落ち着かない。良く見ると、毛穴まで再現してある。
私はジュリアロバーツと一緒に撮った。よしくんはボクシングのアリや、ブッシュ大統領と。

MADAM TASSO
精巧なろう人形がたくさん。
髪の毛や目の色、背丈まで細かい
模倣がされている。





とりあえずブランチでも食べようってことで、近くのマクドへ。こっちのハンバーガーを偵察。
それほど味も大きさも値段も日本と大差なかった。飲み物は半端じゃなくでっかいけど。
いい天気なのでテラスで食べる。近くの席に外国人の親子がいて、男の子二人がとてもかわいらしい。
ブロンドで、まつげが長くて色が白くて・・食べるのに飽きて、ロボットのおもちゃで兄弟で遊びだした。




お腹も満たされたところで、よしくん、今日は最後だからカジノに300ドルを投入すると大発表。
ベラジオの1ドル台で遊ぶのだという。
普通だったら、えーー!300ドルていったら3万円だよ!ってなるけど、昨日からの良い思いもあり私も負ける気がしない。
「やめ時さえ見極めれば損しないよ」というよしくんに、よーし、頑張っちゃえ〜ってなっちゃった。


ベラジオに行く前に、もう一度私の気に入ったミルクポットを見に、フォーラムショップへ。
ICEというギフト屋さんだ。よしくんも見てみたいというので案内する。
初日に一目ぼれしたが、今見てもやっぱりステキ・・・日本でこんなの見たことないよ。
「どれが欲しいの?これでいいのかい?」と、よしくんが昨日カジノで残した50ドルで買うのでまるでパパのよう。
「じゃ、さっそく買おうかな?」というと、よしくん、
「今日これからカジノで勝ったら、ミルクポットだけじゃなくて一式セットで買えるじゃん、帰りに買おうよ」と。

そうかそうか、その通りだ!

さすがよしくん期待してるよ〜ってなっちゃったのだが、
これが後で思いがけず深刻な事件を引き起こすのであった・・・。
そんなこと思いもかけず、のん気に写真を撮りまくる私。






ベラジオのカジノは広い。
お目当ての台を見つけるのにも一苦労だ。25セントのフォーチュン台はすぐ見つかったが、1ドル台はどこだ?
ぐるぐる回って、やっと見つけた。
あんまり人がいないが、よさそうな感じ。さっそくふたりで祈りを込めて、300ドルを投入する。
1ドルで最高2ベットなので、150回まわせるってことになる。150もまわせりゃ、なんか当たるでしょう。
なんせ1ドル台だから、昨日のように1000枚がでれば一気に1000ドル=約10万円ですぜ!

・・・というのが甘かった・・・。
出ない出ないちっとも出ない。昨日比較的よく出たスピンマークでさえちっとも出ない。
たまに出てもやっぱり100枚以下の数字。
お隣の年配のご夫婦も、スピンが出るたび「Big Money!」と祈ってくれるがいつも30枚とか40枚とかだ。
瞬く間になくなっていき、ついに100ドル近くまで減ってしまった。そこでよしくん、我慢できずキャッシュにする。
他の台をあたるとのこと。確かにこの台、ちょっと出なさすぎ!

1ドル台だからシブイのか?
ってことで、気を取り直して今度は昨日と同じ25セント台でやってみる。
しかし!ここも同じ結果だった。スピンのマークさえ出ないんだもの。
わずか60ドルくらいになってしまったところで、またキャッシュにする。

ああ、300ドルがものの1時間もしないうちに60ドルになるなんて・・・。

カジノってもしかして恐ろしいとこ?


残りは我が家のベネチアンで使うことにした。くすん。




さて気分をややブルーにさせつつも、今度はMGMグランドへ向かうことにした。ライオンを見にいくのだ。
それにしても昼下がりのラスはなんと暑いのでしょう。
ベラジオからMGMまでは結構歩く。そのまま直行ではひからびて死んでしまうので、ひとまず向かい側のアラジンへ行くことにした。
アラジンのデザートパッセージのABCマートで水を買う。それを飲みつつ、MGMへ向かった。
途中で、ウォルグリーンズというスーパーがあったのでそこも寄ってみる。庶民的なスーパーだ。
よしくんここでサングラスを購入。よしくんサングラスをかけると怪しい東洋人マフィアみたいになるが
本人はとても気に入っているよう。私も色々ためしてみたが、私って似合わないのよねー。

やっとMGMへ。カジノを進むと真ん中に大きなガラス張りの檻が見える。
そこに2匹の大きなライオンがいた。このライオンはMGM映画の最初に出てくるライオンの直系の子孫ということで、このホテルのシンボルになってる。
2匹とも寝転んでいて肉球がかわいく猫のように見えるが、顔を上げてじっと見つめられるとさすがに怖い。近いので迫力がある。




そろそろ15:00近くになるので、MGMから通りをはさんでお向かいにあるトロピカーナホテルへ。
16:00公演のリックトーマスマジックショーのチケットをピックアップに行く。
入り口で無料スロットをやっていて、何かしら当たるようになってる。私はリックのショー半額券やら
カジノで遊べるチケットやらもらった。が、もうショーチケットは買ってあるので仕方ない。
中に入ると、トロピカーナは昔からのホテルでもあるのでちょっと古い感じだ。日本人の観光客は
めったに泊まらないだろう。ツアーパンフでも見たことないし。
さっそくブースにチケットを取りに行く。ネットで予約してあったのでスムーズに良い席を手に入れることができた。

開演までやや時間があるのでぶらぶらしていると、カジノの真ん中で無料空中ショーが始まった。
鉄パイプの檻をまわしたり、体の柔らかい男女が踊ったり、男の人がふたり手をからませて
宙ぶらりんの体制で踊ったり・・・結構面白かった。


ちょうど見終わった時間にリックトーマスの会場に入った。
わたし達のブース席にはすでに別のカップルがいた。まわりはたくさん空いているのに相席のようだ。
それがまたファンキーなカップルで、デストラーデ似のエジプト人の男性は、色の黒い端正な顔の割りにお下品で、
目の前でいちゃいちゃするわ、係りの人に文句を言うわ・・・とにかく見ていて飽きない。

そうこうしているうちに、リックトーマス氏の登場だ。
大きくて動きがきびきびしている。子供の頃からダンスをしているというだけあって、身のこなしがいい。
さっきからしきりに観客の笑いをとっている。横のデストラーデもウケすぎ。だけど、トークが英語なので
私達はちょっと置いてきぼりでくやしい。

観客をステージに上げたりしてのマジックもあったが、アメリカ人はみんな乗りがいい。
マジックはそつがなくて、目を凝らしてみてもタネはわからなかった。次々にハトを出したり、人を消したりしている。
よしくんも身を乗り出してみていたけど、やっぱりわからなかったそう。
途中大きなホワイトタイガーや、子供のタイガーが出てきてすごくかわいらしかった。よく言うことを聞いている。
ミラージュのタイガーショーで先日事故があったばかりだけにちょっと見ているほうは緊張したけれど。
お値段のわりには、とても見ごたえのある1時間だった。


さて、トロピカーナを出て、「次はどうする?」となった。
ホテルに戻るのもいいけど、今日は最終日なのでどうせだったら近くのホテルも見に行きたいな・・ってことで、
無料モノレールに乗ってルクソールホテルにまで足を運んでみた。
エジプトがテーマのこのホテル、内部もなかなかのスケールでもって内装されている。
さすがにスフィンクスも大きい。エジプトに行ったような錯覚もした。
さて、よしくんはもうこの時点で相当疲れていたので、私が色々ホテル内を散策している間ずっとベンチにいて眠ったりしていた。

ルクソールからまたモノレールに乗って、エクスカリバーホテルまで戻ってくる。
ここから私達のホテルまでバスやタクシーという手もあるが、まあ歩いて帰れない距離でもない。
よしくんと頑張って歩く。途中にm&mのお店やコカコーラのお店もあるから「ちょっと寄ろうよ、お願い」と渋々なよしくんを誘ったりしながら・・。


しかし、ここに来てこの旅最大の危機が起こったのであった。
よしくんが、とうとう暑さ&歩き疲れてしまい、突然怒り出してしまう・・。
私が色々連れまわしたり写真を撮ってくれるようにせがんだのがよくなかったみたい。
「写真を撮るにも限度があるだろう!もう勝手にしろ、僕は一人でホテルに帰るよ」と。

なんとか機嫌を直してもらい、また一緒に歩き出す。
買ってくれると約束のミルクポットのあるフォーラムショップまでやっとたどり着く。
しかし、よしくんが急に「・・・それってほんとに買う必要があるの?」と。
があーーん、行きしはあんなに乗り気だったじゃんよう。気が変わったのかよう。
でも、よしくんがそういうのなら諦めるしかないか・・・。

さようなら、私のミルクポットよ・・・。

気を取り直して、疲れているよしくんをベンチで休ませて、夕食のできるレストランを探しに歩き出すがなかなか手頃なお店が見つからない。
ここにはよい食べるとこがないみたいだからとりあえずベネチアンに帰ろうか?と戻ってよしくんに報告すると、よしくんが
「そんなにあのポットほしいのだったら買いなよ」と一言。
「うーん、ほしいけど、、、でもよしくん乗り気じゃないしいいよ〜」と言いながらも心と体はギフト屋さんに向かうのであった。

お店の入り口近くにあのポットを見つける。
「すぐ割れそうだから気をつけなよ」と言われつつも結局、無事ミルクポットをゲット!
喜んでいる私の横で、よしくんも元気が回復してきたらしく、「さっきは怒ったりしてごめんよ・・すごく疲れてて」
と言ってくれたのであった、、あー、めでたしめでたし。


ということで、夕食は昨日と同じパンダでもりもり食べた。仲直りの後のごはんは美味しい。
そして20:00ごろホテルへ帰りお部屋に戻るとさすがに二人ともバタンキュー。
ベッドですやすやして、ガバチョと起きると23:00くらいだった。明日はチェックアウトだし荷物つめなきゃだし
お風呂もはいらなきゃね、という私をさえぎり、よしくんは高らかに宣言したのだった。

「今からカジノへ行く!!」

ひえー、本気?確かにまだ60ドルくらい余ってたけど。
とりあえず、カジノフロアーまで行くと、夜中とは思えないほどすごい人で賑わっていた。
さすが金曜日だけあるみたい。
よしくんはさっそく、昨日1000枚を出してくれた25セント台のフォーチュンへ。
ベラジオとは比較にならないほどいい確立でスピンは出るも、なかなか高額は出ない。
あれよあれよという間に半分くらいに減ってしまった。で、別の台に移ることにした。
私も最後にやらせて!と、初日10ドルで2時間遊べた5セント台で同じ10ドルやってみるが、ちっともかからず
あっという間に終わってしまった。不思議だー、初日はあんなに出たのに!

いくぶんスロットを甘く見ていた自分達をあざ笑うかのような、鮮やかな反撃をラスベガスのカジノは
見せてくれたのであった。

結局、残りもすっからかんにしてしまった私達。
はたしてラス滞在での勝敗は、結局プラスマイナスして350ドルほど負けでありました。




(ロスでの出来事はただいま工事中です)