2日目



9:00ホテル内集合で、今日はオプショナルツアーのレッドロックキャニオン観光とアウトレットへ。
この観光は、よしくんにお願いしてどうにか実現したもの。せっかくだから大自然も満喫したいと考えた私は、
さすがにお金と時間がかかるグランドキャニオンはパスし、近場で楽しめるレッドロックキャニオンを選んだのだった。

時差ぼけも昨日の疲れも気にならず、朝から元気いっぱいで起きる私。
カーテンを開けると今日もとってもいい天気。お向かいのトレジャーアイランドホテルが朝日を浴びている。
眼下のプールは確か9時からの営業のはずなので人がいないかと思えば、朝の散歩を楽しんでいる人が数人い
た。



迎えに来てくれた添乗員さんは、ラス在住20年の40歳くらいの女性だった。
どうやらツアーは私達だけのようで、まったくの貸切状態で車は出発する。
集合時間にちょっと遅れてしまったから、と、予定になかったダウンタウンを案内してくれる。ダウンタウンはカジノ発祥の地ということで昔はたそいそう栄えていたが、
現在目抜き通りになっているストリップ通り界隈に大部分のカジノやホテルが移ってからは、すっかり寂れてしまったとのことだった。
フリーモントエクスプレスというイルミネーション天井が有名な場所を通り過ぎる。ここだけは夜になるとすごい綺麗で、
観光客が集まるらしい。ダウンタウンになんとか人を呼び戻そうと始めたものだ・・と説明してくれた。
しかしここの通りを一歩外れると一気に寂れた感じになるので、昼間でも歩いて通るのは止めたほうがいいとのこと。確かに浮浪者が多くてごみごみしていた。

さて、ダウンタウンからひたすら一直線に郊外へ走る。だんだんと住宅街になり、高級な家々も見えてくる。
そして、遥かかなたに見えてきた山は一部分だけ赤いのがわかる。どうやらあれがレッドロックキャニオンらしい。
どんどん走ると今度は立てかけの家が多くなる。ラスベガスの人口は飛躍的に増え続けているため、宅地開発がどんどん進んでいるという。
山に向かってすごい勢いで家が建っているのだ。
もともと砂漠の土地をこうやって市街化しているため、ラスベガスの木は例外なく植樹だというから驚いた。





その立てかけの家の地帯をすぎると、そこは完全に荒野だった。
ひたすら見渡す限りサボテンのような低い木と草しかない。ラスベガスの町からほんの1時間ほど走るだけで、こんな風景になるなんて不思議だ。








やがてレッドロックの州立公園のゲートが見え、そこで車が止まった。
まだ10:00くらいだが、さえぎるものがないからか日差しがきつい。小さな博物館に入ると、この地帯に住んでいる生き物や地形の説明があった。
こんな荒野だというのに、羊やコヨーテ、リスや狐、亀なんかもいるらしい。リスやロードランナーという鳥はいつでも現れると聞き、すごく楽しみになる。
博物館を出ると、裏はレッドロックが見渡せた。あまりな絶景なので、これはカメラに収めておかねばとたくさん写真を撮っていると添乗員さんが、
「今からあのレッドロックの側まで行きます、3箇所ほど下車するのでもっといい写真スポットがある」と言う。
それを早く言っておくれよ!


車でほんとうにレッドロックの下まで行く。すごい迫力。
あまりに大きな岩と広大な背景なので、目が距離をつかめずヘンになる。感じがちょうどオーストラリアのエアーズロックに似ていると思った。
歩いてもっと近くまで行ってみる。谷間がすごく下のほうに見え、鳥がゴマ粒のようだ。何か他に生き物は見えないかなと思っていると、

「あ!リスだ!」

とよしくんが言うので見てみると、ほんとだ!かわいいリスが近くにちょろちょろ走っている。
「マー坊の親戚だ!よく見つけたねー!」写真を撮りたかったけど、動きが速いので諦めた。
たぶん地面の色の関係だと思うが、日本のリスと違って色が白っぽく尻尾が短い。でも目だけは、まん丸で大きくてこっちのリスも
負けずかわいらしい。リスが見れてすごく嬉しい気分になった。
乗り気じゃなかったよしくんも、すっかり楽しんでいるご様子、やっぱ来てよかった。



REDROCK CANION
ラスベガス郊外にある真っ赤な岩の渓谷。
州立公園のひとつ。
たくさんの珍しい生き物が生息している。



次は岩の色が赤と白のまだらになっているポイントまで走る。
途中、ロッククライミングしている人が何人かいて、人がゴマ粒みたいだった。ここはロッククライミングがさかんらしい。
着いた場所はこれまたすごく絶景で、写真ばえのする光景が広がっていた。ただ残念なのは最近岩にいたずら書きをされたとのこと。
ほんとだ、英語でなにやら書いてある。日本も外国も悪いことするやつがいるんだなー。
ゆっくり見て回っていると日差しが刺さるようで、暑い。気温がどんどん上がっているのがわかる。車に戻るとまもなくクーラーが
効いていて今度は寒いくらいになる。


野生のロバがいるというポイントにも連れて行ってもらう。
とはいえ、ここ数日は見れたが、なにせ野生の動物のこと、今日はいないかもしれないという。
残念なことに私達は観れなかった。おーい、ロバくん、こんな隠れるところのない場所で一体どこに行ってしまったのやら?
仕方なし、州立公園の出口へ向かった。

レッドロック周辺の州立公園内を車でドライブしながら、風景を眺める。ラスベガスの街も、もともとはこんな荒野だったところを、
道を引き、ホテルを立て、緑を植えて今の姿にしたんだ。それはすごくお金と時間がかかったんだろう。
そして、何年か後はきっとこの荒野が減り、綺麗な家がもっとたくさん建っているのかもしれない。



すさまじい日差しに、さすが砂漠と実感させられる。持って来たペットボトルがみるみる無くなっていく・・。
こんな場所で生き物が生活しているなんて考えられない




ちょうどお昼になって、ランチを食べるため地元の人が集まる街外れのシルバートンホテル&カジノへ行く。
ビュフェスタイルで、結構美味しく種類も多かった。さすが現地の添乗員さんが案内する場所だけはある。
ランチ付きのツアーでよかった。自分達だったらなかなかこういうとこ行けないから。



それからベルツアウトレットファクトリーへ。
郊外の大きなアウトレット。ナイキやノリタケ他、色々なお店が入っていて興味深かったけど、それといってめぼしいモノもなく、
15:00前の集合だっだけど45分ほど前にホテル方面に戻ってもらう。
そのままベネチアンには戻らずに、アラジンホテルのデザートパッセージというショッピングモールで下ろしてもらう。
ホテルめぐりする予定だったが、昼過ぎから恐ろしい暑さだったので暑い間は涼しい室内にいることにした。

デザートパッセージもこれまただだっ広い。アラジンホテル内なので、デザインが中近東系だ。大きな像の飾りなんかがある。
添乗員さんからここにあるABCストアが何もかも安いと聞き、おみやげや飲み物を買うことにした。
なるほど、チョコなど安くなっている。ほとんどのお土産をここですませた。





アラジンを出ると横はもうパリスホテル。
夜景もキレイだったけど、昼間の景色もなかなかカッコイイ。
ホテル内も覗きたかったがすっかり荷物が多くなってたので、写真だけ撮っていったんホテルへ戻ることにした。


PARIS HOTEL
パリをモデルにしたホテル。
エッフェル塔や凱旋門はホンモノそっくり!
夜景が最高にきれい。


これが       →      夜はこうなる。


16:00ごろお部屋に戻る。
アラジンホテルから炎天下歩いたこともあって、ふたりともすっかり疲れてしまった。
よしくんもすぐベッドに入り、そのままふたりとも寝てしまう・・。

あれー!うそー!もうこんな時間?!

ガバチョと起きたのは20:30だった。とりあえずよしくんを起こす。夜ご飯食べないとね。
よく寝たから、ふたりとも気分はすっきり上々・・で、また街に繰り出すことにした。




かなり涼しくなっている。夜のほうがだんぜん人通りが多くて昼間と違い、ネオンが賑やかで楽しい。
途中、フラミンゴホテルの近くでカラオケをしている場所があり、素人のわりにはすごく上手な黒人のおばさんが歌っていた。いい感じ。




よしくん今日もまたベラジオの噴水が見たいという。今の時間からだったら運良く、私の観たかったタイタニックのテーマ
「My heart will go on」と華麗さNO1というベラージオのテーマでもある「time to Say Goodbye」が観れる。
とりあえずベラジオまで向かう。


ベラジオ行く前に、急遽せっかくだからパリスのエッフェル塔展望台で夜景を見ようということになり、中に入ってみる。
カジノフロアからエッフェル塔の足が剥き出しで生えていた。
ここでも大道芸の人がいて、ブロンズのロボットの真似をしていた。ほんとうに機械みたいな動きで、私達もついつい見入ってしまう。
展望台のチケットブースに行くと、今は30分待ちらしい。噴水ショーに間に合わなくなるので仕方なし諦めることにした。

さて、噴水の時間までベラジオのホテル内を探索&カジノ偵察。
カジノはベネチアンよりも少し広いみたい。ベネチアンよりもやや高級感があり、よしくんは気に入ったみたい。
奥まで歩くとフロントがあり、横に行きたかった庭園があった。
ハロウィンが近いので、カボチャでデコレートされている。大小いろんな形や色のカボチャがすごい量ある。ほんとうに見ものだ。



フロントの側にある正面入り口から外へ抜けると、池の端側に来た。ここからみる向かいのパリスホテルの姿は最高!
大きなホテルばかりなので、ホテルの側からだと全体が見えない。だからちょうど向かいのホテルから眺めるのが一番。
噴水も横からだけど全体が見渡せていいポイントに出た。ここで噴水ショーを待つことに。


すぐにエルトン・ジョンの「Your Song」が始まる。期待してなかったけどとてもよかった。そしてその15分後に
やがてタイタニックのテーマ、「My heart will go on」が始まる。本当に綺麗で感動的!!と浸っていたら一番いいサビのところで

ヘンな声が聞えて来る!?

なんと、ベラジオの屋外カフェから酔っ払いの男女が歌にあわせて大合唱・・・。
ロマンチックな気分が台無しではないですか、とほほ。

夜景の数々・・


気を取り直して、次の歌は移動して正面近くから見ようとストリップ通り沿いまで進んだ。
音響もよく、「time Say Goodbye」が観れた。オペラ調の歌で、噴水の演出が絶妙にマッチしていてロマンチック・・・。
カップルに人気があるのがわかるなあ。しみじみ感動してしまった。

気が付けばもう23:00になろうとしている。そろそろベネチアンホテルに足を向ける。
来るときカラオケをしていた場所で、今度は若い兄ちゃんがキモチよさそうに歌っている。しかしサビを思いっきり外して、
周りから失笑をかっている。私も爆笑していたら、側にいたおじさんが頭をかしげながら
「he is ・・・a ha ha ha!!」と爆笑してきたので面白かった。 

さすがにお腹がぺこぺこだ。旅行前に調べておいた安くて美味しいお店というパンダエクスプレスで夕食を。
中華のファーストフードのお店で、まず焼き飯か焼きそばを選んで、その上に2.3種類のおかずを選んで盛ってもらう形式。
一人前で十分ふたり食べられる量だった。久々の中華が美味しい。
パンダの店員さんはフレンドリーで、「日本人?ハネムーン?僕は韓国人」と話し掛けてきた。
キャイーンの天野に似ていた。



夕食を食べるとむっくり元気になるから恐ろしい。
ホテルに戻ると部屋には戻らずさっそくカジノでゲーミング。今日は100ドルを投入し、25セント台でのトライすることにした。
なので400枚のコインになり、1回に3枚ベットするので実際は133回まわすチャンスがある。

フォーチュンという台を選ぶ。プログレッシブ系のマシンで、スピンのマークがでると、マシン上のルーレットがまわり、
25〜1000枚(約625円〜25,000円)が出る。そして極めつけがフォーチュンのマークが3つ揃うと、ジャックポットといって
なんと今なら850,000,000ドル支払われるのだ!

それって、約9億円!?

この金額はみんなが今まで賭けた金額で、
誰かがジャックポットを出すまで増え続ける。だからやっている間もどんどん金額が上がっている。

あー、こんなの出たらどうしよう!とりあえず帰りはリムジンでー、飛行機はファーストでー・・・。
なぜか当たる気がしてしまうのが不思議だ。
身元確認のパスポートも持ったし、クラブカードも作ったし、よし!
よしくんは念入りに台を物色する。目立つところにあるのがポイント(らしい)。
バーと、換金所が近くにある台を選んで、いざトライ!

何回かまわしていると、やっとスピンマークが出る。「1000枚!出ろー!」と声をあげて念じながらスピンボタンを押す・・・
が、30枚のとこで止まった。次のスピンも25枚で、その次も100枚以下だった。
スピンが出るだけでも大興奮するが、なかなか高額は出してもらえない。ましてやフォーチュンマークなんて
3つどころか1つだって出ないよ。こんなではあっという間にお金が減ってしまう。

しかし、始めてから5回目くらいのスピンで、なんとよしくんが、最高額の1000枚を出してしまう!!!

「キャー!!すごーい!!きたー!!」

隣でゲームしていた兄ちゃんも、「おー!なんたらかんたら」と言ってよしくんとガッツポーズを交し合う。
これってすごいことなんじゃ???ほんとに1000枚って出るんだー!
400枚で始めたのが合計1200枚ほどになり、とりあえず、1000枚に減るまでさらに回してみる。

1000枚になった時点でキャッシュにしてみた。
ジャラジャラと出るわ出るわ、お金がバケツ一杯に収まりきらず、しかも2杯目の途中で
マシンの中のお金が足りなくなって係りの人が来て補充してくれる。そして2杯目も一杯に・・・すっごい金持ちになった気分。
計算してみると25,000円くらいなんだけど、なにせ25セント貨幣で出てくるからすごい量。
とりあえず紙幣に換金してみた。250ドルある。100ドル投入しているから150ドルの勝ちということだ。

この勝った分をまた投入したらさらにすごい金額になるかも!?
当然のようにこの250ドルがもっともっと増えることを信じて疑わない二人。
しかし昨日のようにすっかりなくなる場合もあるので、「こんだけは江里子のほしがってるミルクポット(45ドル)買うために取っておこう」と50ドルくださるよしくん。

いやーん、大好きー!!

こうして200ドルを元手に、よしくんは今度は別の場所のフォーチュン台にトライするのだった。
時間はもうすでに2:00をまわっていたけれどすっかり「夜はこれから!」って感じになってきた・・。


しかし、その後は奇跡は起こらず、200ドルは程よく増えたり減ったりして私達を興奮させながらも、
気が付けばすっからかんとなっていたのであった。
まあ、これだけ遊んで、50ドル戻ってきたらいっか。損した気分はしないもの。

・・・カジノって、やっぱり楽しいかも〜っ!!

昨日に引き続きの成果に、今日もまた気分良く部屋に戻り眠るのだった。
ギャンブルの魔力にすっかり取り付かれた二人・・・これが明日の悲劇に繋がるとも知らずにね。