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GEOGRAFIE
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pramo proksime al Gotenburgo, Svedio
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玉川大学 (町田市)
ずいそう
■ 2004-12
泉鏡花の作品と地形図
泉鏡花の耽美的な作品「高野聖」の冒頭は次のようである。
「 参謀本部編纂の地図をまた繰開いて見るでもなかろう、と思ったけれども、余りの 道じゃから、手を触るさえ暑くるしい、旅の法衣の袖をかかげて、表紙を附つけた折 本になってるのを引張り出した。」
この物語は、飛騨から信州へ山道を進み人里はなれた家で旅の僧が体験する超現実的な一夜を描いたものだが、 実はその山道は、現在の国土地理院の前進である陸軍参謀本部の地形図に載っていたわけである。 明治の時代、空中測量もない時代の山奥・孤島を黙々と測量した人々がいることは感慨深い。
実現された近未来の鉄道
1994年度の乱歩賞受賞の推理小説に中島博行著「検察捜査」がある。
これはいわゆる鉄道ミステリーではないが、鉄道という意味で興味深い光景が展開する。 主人公の女性検事が自宅から横浜地検に出勤する車内でいろいろと考えたりするが、 この列車は横浜の東から地検の近くまで直行する。これは、東急から横浜高速鉄道みなとみらい線へという、 2004年2月に開業した線のイメージである。この作品が出た当時、横浜市民でも鉄道ファンでも ない人がどれだけこのことを知っていただろうかと、ちょっと興味がある。
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