さて、最終日。
 泣いても笑っても今日で最後。

 さすがに最終日だけあって人の入りは半端じゃない。
 俺たちははぐれてもいいように、おちあう時間と場所をあらかじめ決めておいた。
 とはいうものの、マルチとだけは離れないように、ちょっと恥ずかしいが手をつないで歩く。
 端から見ると歳の離れた兄弟か、人さらいのお兄さんに見えることだろう。
 まあ、仕方ない。
 来栖川のブースは初日に回っているので、他のブースから見て回ることにした。

 しかし、すごい。
 なにがすごいって、どの会社もきれーなおねーさんを使っている。
 本場なだけにみんなブロンドだし、ナイスなバデェをしている。
 ・・・いかんいかん。これじゃあ、どこぞのスケベ親父だ。

 すごいのはコンパニオンのおねーさんだけではない。
 どの会社も見かけ倒しではないと言うことだ。
 ついこの間学会で発表された技術がもう転用されている。
 確かに来栖川も素早いが、他社だって負けてない。
 う〜ん、学生の俺が思うのもなんだが、これは頑張って開発せねばなるまい。

 「あう〜浩之さん待ってください〜」 つないだ手がはなれそうなところまで人混み流されてマルチがもがいている。
 待つもなにも、俺は動いてないんだけどなぁ・・・
 これで今日何度目だろう?

 そう俺が思ったとき、横を日本人の一団が固まりとなって通り過ぎた。
 スーツに鞄にデジカメ。
 いかにも日本人だ。
 どん。
 いてっ。
 「あ〜」 マルチの声が小さくなっていく。
 しまった。
 今のはずみで手を離してしまった。
 俺は人混みをかき分けながら、マルチのあとを追いかけた。
 
 
 
 
 
 
 
 

 ・・・
 ・・・
 ・・・

 2時間後。
 マルチはまだ見つからない。
 マルチが流されていったのは会場の隅のほうだから、すぐ見つかると思っていたのが甘かった。

 流されてそうなところは全て捜したが見つからない。
 インフォメーションセンターを訪ねたが、美しいブロンドにブラウンの瞳、特徴的なイヤリングをしたおねーさんが早口で係りの女性にまくしたてているだけだった。

 「仕方ねえ、しらみつぶしだ」
 俺はインフォメーションセンターを出ると、人混みの中を歩き出した。

 ・・・
 ・・・

 「マルチ!マルチ〜!!」 呼んではみるがこの雑踏じゃすぐにかき消されてしまう。
 「マルチ、マルチ、お〜い、どこだぁ」 無駄かも知れないが呼んでみる。
 もしかしたらすぐそばにいるかも知れない。
 きっと ”え〜ん、浩之さんどこですかぁ〜” とか泣いているんだろう。
 「マルチ〜」 周りの人達が俺のことを見ているが気にしない。
 「浩之君!」 と聞き慣れた声がした。xxxさんだ。
 「マルチがどうしたんだい?」
 「人混みに流されてはぐれちゃったんです。 もう2時間も捜しているんですけど、みつからなくって・・・」
 「わかった、僕とセリオも捜してみるよ。 捜し終わったのはどの辺?」
 xxxさんは会場の案内図を広げながら言った。
 こう言うときは頼りになる。
 「この辺とこの辺です。」
 「わかった、じゃあ僕達はこの辺を捜すから。」
 「お願いします。」 深々と頭を下げる。 元はと言えば俺が手を離したのがいけないのだ。
 「それじゃあ、あとで」 xxxさんはそう言うとセリオとともに人混みの中に消えていった。

 ・・・さらに1時間後。
 マルチはまだ見つからない。
 俺は昼も食べずに捜し続けていた。

 ・・・!!
 一瞬できた人混みの隙間にマルチらしい姿を見つけた。
 緑色の髪にリボン、あの服装、あの身長。
 間違いない。マルチだ。
 横にコンパニオンらしいポニーテールの女性が一緒に歩いている。

 え?!
 あの後ろ姿は・・・
 そんな・・・
 まさか・・・
 でも・・・
 あの後ろ姿は・・・

 その時二人の姿が人混みにまぎれて、見えなくなってしまった。
 しまった。
 俺は二人のあとを追いかけた。

 ・・・
 ・・・
 ・・・
 ・・・はあ、はあ、はあ。
 また、見失ってしまった。
 「くそ!」
 俺はもたれ掛かった柱をたたいた。
 と、そのとき。

 「あれ?あんたこんなとこでなにやってんのよー」
 え?
 聞き覚えある声。
 暫く聞いていなかった声。
 ちょっとだけ懐かしい
 「柱なんかたたいちゃって、そう簡単にその柱は壊れないわよ。 相変わらずバカねぇ。」
 「別に柱を壊したい訳じゃねえ! それに、バカにバカって言われたくねえな。」
 そう言って振り返った、俺の視界に懐かしい顔が飛び込んできた。
 志保だ。
 「ちょっとあんた、今のセリフは聞きずてならないわね。」
 「俺は嘘はついてねーぞ。 それになんだおまえ、すっげえ久しぶりに会って、出てくるセリフがそれか? 大体おまえこそここでなにやってんだよ。」 全くかわらねえ奴だ。
 「ずいぶんなごあいさつね。 あたしは取材なの取材。そういうあんたこそなにやってんのよ、こんなところで。 久しぶりにどっかで見たような顔を見かけたと思ったら、バタバタと走り回ってるし、挙げ句の果てには荒い息で柱なんかたたいちゃったりして。 頭大丈夫?」
 「大きなお世話だ! おめえに言われたくねえ。」
 まったく、6年ぶりにあったと思ったらこの始末だ。
 変わっちゃいねえどころか、パワーアップしてやがる。
 「うるさいわね、質問してるのはあたしのほうなのよ。 なにバタバタやってたのよ。」

 ・・・そうだった。
 あまりに久しぶりなんで、やり取りに夢中になってしまった。
 俺はマルチを捜しているんだった。
 「志保、おまえマルチ見なかったか?」
 「え?」
 「マルチ見なかったかって聞いてるんだ。」
 「Multiって、来栖川のHM−12のこと?」
 「違う、高校の時、俺なんかのところにやってきた。 あのマルチだ。」
 「あーあんたがちょっかいだしてた。 あの子。」
 「そうだ。」
 「なんでそんなのがこんなとこにいるのよ。 あんた、ほんっとーに頭は大丈夫? 大体来栖川はもうHM−16を発表してるのよ。 何で今更マルチなのよ。」
 「う、あ、いや、それは・・・」
 しまった。 マルチとセリオの連続稼働試験のことは大っぴらになってないんだった。
 「まったく、そんなんだからあかりが苦労するのよ。」
 「う、うるせー、大きなお世話だ。 とにかく知らないんだな。」 俺は念を押した。
 「ええ。 マルチなんて見てないわ。 レミィに良く似た子なら見かけたけど。」

 え・・・
 それじゃあ、さっきの後ろ姿は、やっぱり。
 でも、そんなことって。

 「ちょっと、あんた聞いてるの?」
 「どこで見かけたんだ。 どの辺だ?」 俺は会場案内図を取り出すと志保の前に広げた。
 「ちょっ、ちょっと。 なに勢いこんでんのよ。 教えてあげるから、待ちなさいよ。」
 そういいつつ、志保は地図を指さした。
 「この辺をこっちに向かって歩いてたわ。」
 「こっちのほうだな。」
 「そうよ。勢いこんじゃってそれがどうしたって言うの。」
 そう志保が言い終わらないうちに、俺は志保が示したほうに向かって駆け出していた。

 「ちょっと、待ちなさいよー。 レディに対して失礼じゃない〜」
 後ろで志保がわめいている。
 誰がレディだ。
 「すまねえ。 今度会ったら飯おごるから。 じゃあな。あ、これ俺の連絡先、暇があったらメールでもよこしてくれ。」 俺は名刺を志保に投げると、わき目もふらず走った。

 レミィがいる。
 レミィがこの会場にいる。
 レミィが・・・
 あれはやっぱりレミィだったんだ・・・

 真っ直ぐ走っていった先はインフォメーションセンターだった。
 さっきの女性が入り口でたたずんでいる。
 まだ子供が見つからないのだろう。
 俺は中を覗いた。
 レミィは・・・いない。

 代わりに奥の方に緑色の髪の毛にリボンをした少女が、くすんくすん泣きながら、ぽつねんと座っていた。
 マルチだ。
 「マルチ!!」
 少女がびくっとしてこちらを見る。
 「浩之さ〜ん、えーん。」
 マルチが泣きながらこちらに走ってきた。
 「すみませ〜ん、う、うう。」
 「よかった。見つかってほんとによかった。」
 「えーん、すみませ〜ん、あれだけ離れるなって言われてたのに。 わたし、わたし。」
 俺はマルチの頭をやさしくなでてやった。
 「あ・・・」
 なでなで
 「あ、あ・・・」
 ほんのりと頬を染めるマルチ。
 「落ち着いたか?」
 「はい〜」 にっこりとうなずくマルチ。
 「それにしても良くここにたどり着けたな。 マルチ。」
 「はい〜、とても親切な方が助けて下さったんですぅ」
 「どんな人?」 俺ははやる気持ちを抑えてマルチに尋ねた。
 「はい〜、えっと、金髪で、目が青くて・・・」
 「で?」
 「えっと、ポニーテールで日本語が上手な、きれいなお姉さんでした。」
 「・・・あ、あのさマルチ。助けてもらったんだろ? 名前とか聞かなかったのか?」
 「え、ええ。 お聞きしようと思ったら、急いでブースに戻るからって〜そういえば胸のワッペンにLemmyってかいてありました〜」

 やっぱり。
 そうだったんだ。
 さっきの後ろ姿は。
 志保が目撃したのは。
 マルチを助けてくれたのは。
 レミィだったんだ。

 ・・・レミィがいる
 ・・・レミィがこの会場のどこかにいる
 ・・・レミィが
 会いたい。
 レミィに。
 会いたい。
 レミィに、会いたい。
 レミィに会いたい。

 「マルチ、そのレミィって人の服はどこの会社のだった?」
 「え?」虚を突かれたのか、マルチが一瞬止まる。
 「どこのブースのコンパニオンなんだ?」
 「えっと、えっと、あ、来栖川の服です〜」
 「よし、マルチ行くぞ!」
 「え?ええ?ま、待って下さい〜、あう」
 マルチの手を引っ張って、俺は来栖川のブースへ走った。

 レミィがいる。
 レミィが来栖川のブースにいる。
 レミィに会える。
 レミィに・・・会える。

 全力で走ったおかげで、すぐに来栖川のブースにたどり着いた。
 ちょうど長瀬さんやxxxさん、セリオが集まっているところだった。
 「ながせさーん」
 みんなが一斉にこちらを向く。
 「マルチ!」
 長瀬さんが、xxxさんが、セリオがマルチを取り囲む。
 「良かった、本当に良かった。」 xxxさんが胸をなで下ろしている。
 なんでも、マルチとセリオのことをかぎ回っていた奴がいたらしい。
 そいつらに拉致されてのでは、と心配していたんだそうだ。
 産業スパイの暗躍は年々ひどくなる一方だ。
 実は危なかったんだな・・・
 マルチはマルチで目に一杯の涙を浮かべながら、すみませ〜ん、を繰り返している。
 よかったよかった。

 さて、俺はマルチをみんなに任せると手近のコンパニオンをつかまえて、レミィのことを質問した。
 「Excuse me. a... u...」焦って言葉にならない。
 「What?」コンパニオンのおねーさんが首を傾げる
 「すみません、レミィってここにいますか?」
 「レミィ?レミィ・クリストファーのことかしら?」
 「え?・・・あ、いや、クリストファーじゃなくて、ミヤウチなんですけど・・・」
 「う〜ん、レミィ・クリストファーならいるけど、レミィ・ミヤウチさんはいなくってよ」
 「あ・・・そ、そうですか・・・」がっくりと肩を落とす俺。
 やっとレミィに会えると思ったのに、ここにいるのは人違いだなんて・・・

 「ん?どうしたの?」
 別のコンパニオンが話に加わってきた。
 同じことを聞いてみる。

 「あははははは・・・」 彼女はいきなり笑いだした。
 なにかおかしいことでもあるんだろうか?
 「なんですか。 いきなり笑いだすなんて・・・」 憮然とした口調で俺は聞いた。
 「あ、あら、ごめんなさいね。 あなたレミィのフルネームをご存じないの?」
 レミィのフルネーム・・・そう言えばなんだか長ったらしいフルネームだってことは聞いたことがあるような気がする・・・
 「・・・知りませんが・・・」
 すると、あとから加わったコンパニオンは、にっこり笑って教えてくれた。
 「いい、レミィのフルネームはね、レミィ=クリストファー=ヘレン=ミヤウチっていうの。 あなた達がさっきから、いるとかいないとか言ってるレミィは同一人物よ。」

 「・・・」 し、知らなかった・・・
 「で、彼女は今どこに?」
 「確かレミィなら西エリアに行くって言ってたわよ。 友達を捜しに行くんだって。 朝そこで見かけたからきっといると思うって言ってたわ。彼女の今日の仕事は午前中で終わってたからOKしたの。 そしたら西エリアへすっとんでったわ。」

 西エリアって言ったら、今朝俺がいたところだ。
 じゃあ、彼女は俺を見かけていたのか?
 それで、俺を捜していたら、迷子になったマルチを見つけて・・・

 「ありがとうございました。」
 俺は深々と頭をさげると、西エリアに向かって駆け出した。
 レミィのことだ、まだきっと西エリアを捜しているだろう。

 ・・・はあ、はあ、はあ。
 西エリアを一通り見て回ったが、レミィはいなかった。
 もうあきらめて戻ったのだろうか?
 来栖川のブースで待ってたほうが良かったのかも知れない。
 俺は柱に持たれて、荒れた息を整えていた。

 「くすん、くすん・・・」
 ・・・ん?
 どこからか泣き声が聞こえてくる。
 ・・・
 柱の陰からだ。
 俺は円形の柱を回り込んだ。
 そこに幼稚園くらいの男の子が、しゃがみ込んで泣いていた。

 「ぼうず、どうした?」
 「・・・」 その子はきょとんとした顔でこっちを見上げた。
 目の周りが真っ赤だ。もう随分長いこと泣いていたんだろう。
 「どうした?」もう一度聞いてみた。
 「Mom...Mom...」またしくしくと泣き出す。
 ・・・いけね。
 つい日本語で話しかけちまった。
 通じるわけないよな。
 「What's happen?」 もう一度問いかける。
 「ママ・・・」
 どうやら迷子らしい。
 「ママはどこいったんだ?」
 その子はふるふると首を振った。
 「名前は?」
 「マーシュ・・・」
 「よし、マーシュ。一緒にママを捜そうぜ。な。」
 マーシュはこくんとうなずいた。
 俺はマーシュの手を引くと、一緒に彼の母親を捜し始めた。
 これも何かの縁だ。

 マーシュに色々と彼のことを聞きながら、母親を捜す。
 母親に連れられてこのショーを見に来たんだけど、人混みではぐれてしまったらしい。
 母親はマーシュと同じブロンズでロングヘアー、目の色がブラウンだと言うことだった。
 何か目印になるようなものはないか、と尋ねたら、おっきなイヤリングをしていると言っていた。

 ・・・しかし、なぜか俺は迷子に縁がある。
 子供の頃、レミィと知り合ったのも俺が迷子になったせいだし、高校の時レミィが俺に好意を持ってくれたのも、俺とレミィが子供の頃に出会っていたことを気づかせてくれたのも迷子の相手をしている時だった。
 だから今回もちょっとだけ期待している。
 マーシュが、俺とレミィを引き合わせてくれることを・・・

 マーシュはいつのまにか背中で寝息をたてていた。
 座り込んでしまったからおぶってやったのだけど、よっぽど疲れてたんだろう。
 さて、マーシュのおかあさんは一体どこにいるんだ?
 さらに1時間ほど歩き回ったが、とうのマーシュが寝ているのではどうしようもない。
 仕方ない、インフォメーションセンターに届けるか・・・

 「ママはね、きれいなブロンドで、ブラウンの目をして、おっきなイヤリングをしてるの」
 ・・・!!
 そういえばさっきインフォメーションセンターの入り口にいた女性。
 正にそんな感じだった。
 もしかしてあの人がそうか?
 俺はインフォメーションセンターに向かった。

 入り口に人影が見える。
 あの人だ。
 「Excuse me.a...」 俺がそう言うか言わないかのうちに。
 「Marsh!!! Oh... Marsh....」
 彼女は驚きと喜びとが混ざったような顔で俺を、正確に言うと俺の背中のマーシュを見た。
 「マーシュのお母さんですか?」
 「ええそうです、その通りです」
 それから彼女は興奮したのか、何やら早口でしゃべり始めた。
 俺の語学力じゃ聞き取れない。
 「すんません、もうちょっとゆっくり話してもらえないかな?」
 「...Oh,sorry...」
 それから彼女は俺にもわかるゆっくりした早さで話しかけてきた。
 なぜ俺がマーシュと一緒にいるのかと。
 俺はいきさつを話し、インフォメーションセンターの職員に事情を説明してから、背中で寝ているマーシュを起こして彼女に渡した。
 マーシュは、まるでマルチが俺に会えたときのように目に一杯の涙を浮かべて母親に抱きついていた。

 ・・・よかったなマーシュ。
 俺は目を細め、マーシュと母親の姿を見ていた。
 ・・・

 ・・・さて、来栖川のブースに戻るとするか。
 やれやれ、全く疲れちまったぜ。
 マーシュのお母さんを捜し出せただけでもよしとするかな。
 おれはきびすを返すと、インフォメーションセンターをあとにして、来栖川のブースへと向かった。

 とぼとぼ・・・
 とぼとぼ・・・
 よかったとは思いながらも、結局レミィを見つけだせなかった俺の足どりは、重かった。

 ・・・
 ・・・
 ・・・ドンッ!!!

 ?!

 えっと思うまもなく、あたりの景色が大きく動いた。

 ドシン。

 転がってしりもちついた体勢で目を開けると、そこには、すらっとした細くて長い足、超ミニスカートに、淡いピンクのパンティ・・・

 え?
 このシチュエーションは・・・
 何かとても懐かしいこの状況は・・・
 俺は視線をさらに上に上げた。
 来栖川のコンパニオンの制服。
 はじきれそうな胸。
 そしてその先には・・・

 「Hello There. ヒロユキ、ダイジョウブ?」
 「レミィ・・・」
 「It's so miracle! ヒロユキ、あいたかったヨ」

 目に涙を一杯に浮かべた、レミィの顔があった。
 

 〜Ending / 「新しい予感」〜
 

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あとがきのようなもの

拙作、「縁は異なもの」をご覧頂き、ありがとうございました。
このSSは“レミィエンディングで彼女が帰国してしまったら”を想定して書いた、
レミィシナリオのアナザーエンディングです。

今回、桜木さんのご好意で「無限夜桜」に掲載していただくことになりました(感謝)
文章構成、配置など見づらい面が多々あるかと思います。ご意見ご感想など
ありましたら、ここの掲示板または直接メールでお願いします。   
                         
再会したあとのことかも書こうかと思ったんですが、レミィと再会したところで
終わらせたほうが、まとまりとテンポがいいのであえて書きませんでした。
この先をぐだぐだ書くと切れが悪くなってしまいそうでしたので・・・(^^;;

また、一部設定を桜木さんの「長瀬源五郎観察日記シリーズ」より拝借していますが、
本文は「観察日記」そのものとはなんら関係ありません。

もしよろしければ、同時に掲載していただいた「ゆうぐれどきのそら」もご覧下さい。
それではまたの機会に。

                          980525 ちひろ
 

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