小説痛快#02掲載時の後書き。 拙作、ちっちゃなセリオの物語「情けは人の為ならず?」をご覧頂き、ありがとうございました。 小説痛快01に引き続き、性懲りもなくまたもやちびセリオのお話です。 今回は前回のちーちゃんではなく別のちびセリオが主人公となっています。 いやー、今回は難産でした。 へっぽこ物書きが調子に乗って書いていったら、容量を大幅にオーバーしてしまったんです。 当初考えたプロットでは長くなりすぎる、と内容を削ったにもかかわらず、書きあげてみたら規定容量の約二倍。 さらに枝葉のエピソード(どら猫との追いかけっことか)を刈り込んでようやく規定ギリギリにおさめました。 今回のお話になにか物足りなさを感じたり、詰め込みすぎで消化不良と感じるならば、それはすべて私の不徳の成すところです。 今回のお話にご意見ご感想ご要望等ありましたら、多分今回もあるであろう無限夜桜でのアンケートかメールでお聞かせ下さい。 本人ちょっと気にしてるんです。 二回続けてちびセリオという、ある意味飛び道具的なオリジナルキャラを使ったことを。 とにもかくにも、ご覧下さったみなさんとこういう機会を下さった桜木さんに深く感謝いたします。 機会があったらまたお会いしましょう。 それではまた。 「ダメだダメだ! その半分でないとポケットに入らないだろう!」 「んなの、できるわけないじゃないですか!」 飛び交う怒号。 「何だその重さは! 持ち歩く気になるかっ。それにポケットが伸びたらどうすんだ!!」 「強度考えたらこれ以上は無理っすよ!」 サービス残業と徹夜の山。 「大体こんなの作って、需要あるんですか?」 「オレに聞くな。そう言うのは主任に聞いてくれ!」 会議に次ぐ会議。 「どうしてちびセリオを作るかって? いたらかわいいからだよ」 「なっ……」 前代未聞の胸ポケットに入るメイドロボット。 それはある少女のふとした一言がきっかけでした。 次回、プロジェクト―HMX。ちびを夢見た男たち。お楽しみに。 fin20010630 再録に当たって 拙作をご覧頂きありがとうございました。 初出から約2年を経て、ようやくWebへの再録となりました。 いえ、許可が下りなかったんじゃなく、おいらが無精こいてただけなんですけどね(苦笑) 再録に当たって、痛快掲載当時、字数制限で泣く泣く削ったエピソードも含めた完全版にしてみました。 削ったとは言っても、Holmes金谷さんの「セ」印良品より出された「機械仕掛けのPureHeart」に 加筆掲載して頂いたエピソードですので、そちらをご存じの方には今更かも知れません。 さすがに当初のプロットどおりにはできませんでしたけど(笑) 書き上げて推敲した当初はこんな感じだったと言うことでご理解頂ければと思います。 ご意見ご感想ありましたらお聞かせ頂けると幸いです。 多分、小躍りして喜びます(笑) それではまた。何かの機会にお会いしましょう。 あ、「プロジェクト―HMX。ちびを夢見た男たち」は結局手をつけてません。 要望があれば、と言うことで(笑) 20030802 ちひろ拝 20100523 さらに追記 改行とかページ分けをしました。 7年経って今更……と言う気もしますが、まあこちらの気持ちの問題ですね。