アマガミ 響先輩SS 「主夫 橘純一」
「ひびき、ひびきっ」
「ん……」
「ひびき、朝だよ。そろそろ起きないと」
「あ、もう、朝……」
「うん、本当はもうちょっと寝かせててあげたいんだけど……」
「ううん、いいのよ」
「夜中に呼び出されて、戻ってきたのが明け方だったから眠いと思うけど」
「うん、大丈夫。こっちこそごめんね、呼び出しの度に起こしちゃって」
「もう慣れたよ。とにかく着替えちゃって。今日は病院まで僕が運転するから」
「うん。ごめんね」
「ねぼすけさんが運転していく方がよっぽど危ないよ」
「……そうだね」
「あ、朝ご飯テーブルの上にあるから、眠くて食欲ないかもしれないけど
食べないと午前中持たないよ」
「うん」
「疲れて大変だったら、気にせずに電話して。病院まで迎えに行くから」
「うん」
「ひびき」
「うん?」
「大丈夫?」
「うん」
「ならいいけど」
「うん、君の顔を見ると疲れが飛んじゃうから。よし、今日もがんばろう」
「倒れない程度にね」
「ふふ、うん」
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このお話は、ひびきスレにアップしたものの再録です。
>医者になったら生活リズム乱れまくりだろうな
>ひびきちゃんの健康を守る主夫へ
と言う二つのレスから、主夫としてひびき先生の世話を焼く橘さんという想像をしてみました。
当直のある病院勤務は生活が不規則で激務だと聞いたことがあります。
今のご時世、それは女性であろうと関係ないでしょうし。