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Le Passe Vivant 『生きている過去』
フランスの作家アンリ・ド・レニエの傑作からこのサイトの命名をいたしました。
新しいものがもてはやされる今の儚い世に、ひっそりと息づく旧き美しき物を通して、
我々に優美な世界が再び息づくことを願って・・・。
かの時代は、まだ男が紳士と呼ばれ、エレガントであることが大切な要素であった時代。
戦争によってそれはすべて破壊されてしまった。
今ここに、少しでもその時代の美しさと優しさをよみがえらす事ができれば・・・。
この Web Site では、紳士の装飾品や着こなし、グラスなどの優美な生活を彩る物について
語りそして考察する個人サイトです。このサイト内ではどうぞ紳士は紳士らしく
淑女は淑女らしく、エレガントにそして相手を尊重して関わっていただきたくお願い申し上げます。
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5th November 2004
ヴィクトリア朝らしいロマンティックなカフスボタンをギャラリーにアップしました。今回ロンドンで偶然出会い一目ぼれしました。
4th November 2004
涼しくなったり暖かくなったりを繰り返しておりますが、いかがお過ごしでしょうか?特に新潟地方の方は台風のあとにあのような大きな地震が来て被害も多いようですが、心からお見舞い申しあげます。
秋めいてくるとどうしても飲みたくなる物・・・英国風のミルクティーですね〜。夏の間は中国茶の新茶の白毫銀針などあっさりとした物を飲んでいましたが、やはり今の季節暖かいミルクティーが最高です。牛乳を先に入れるか、紅茶を先に入れるかは昔からの英国の議論の的でしたが、結論から申しますと、紅茶を先に入れて牛乳を後に入れる方が上品です。意外に思うかもしれませんが、自分はお茶の濃さが分からないのに牛乳を先に入れるのがおかしいと思っていましたが、イギリスでもあまり学校でも牛乳を先に入れる人はいませんでした。大学生になった時、ポートベローのマーケットで仲のよくなった仙人みたいなアンティークディーラー(もともとはお医者さんだったのですがアンティーク好きが高じてしまったようです)のおじいさんにお茶を振舞われて牛乳を後から入れたらば、お前は育ちがいい!といたくほめられました。おじいさんの言う事にはそもそも牛乳を先に入れるというのは、気取った人間のすることでそういったことにとらわれないイギリスの上流階級はわざわざそんな真似はしない・・・のだそうです。牛乳を先に入れるのは冷えたカップに急に熱い紅茶を入れるとひびが入るからだとか聞いていましたが、考えてみたらばおかしな話で、ティーカップを暖めてからお茶を注ぐのが普通なのですから、たしかに牛乳を先に入れるという根拠にはなりません。貴族的な?入れ方は、ジョージ・オーウェルによれば、ポットやカップをを暖めるのに、お湯などを使ってはいけない・・・とのこと。全て暖炉の火で暖めなくてはならないということです。昔、フランスの友人の家でそれを試してみましたが、非常に時間がかかりました。もちろん、執事の仕事だったから、主人は関係ないわけですが。このジョージ・オーウェルという人は人を喰った男で、たしかBBCに勤務している時に、気取った同僚たちにむかついて、ティータイムにわざとソーサーにお茶を移して啜ったとのこと。もともとは18世紀から19世紀にかけてはそれが一般的な飲み方でしたが、今世紀に入ってからは下品な飲み方だとされていました。
今回ギャラリーのテーブルウェアのコーナーにシルバーのティーセットをUPしました。取り急ぎのコーディネートなので至らぬ感じですが、10月にも話した現代のバーン・ジョーンズF画伯の誕生会をかねたお茶会でお披露目しようと思ったので、予行演習的に写真を撮ってみました。
TOP PAGE のグラスはギャラリー・グレース様から新たに私のコレクションに加わった、ルイス・コンフォート・ティファニーの素晴らしいリキュールグラスです。まるでジョバンニ・ベリーニの絵画にあるような黄昏のベネチアの光を凝縮したような、美しい秋らしい色のグラスです。秋の夜長に、読書でもしながらこのグラスで何を飲みましょうか・・・。Bar Leparrin の本多様にこのグラスに相応しい飲み物を選んでもらいましょう・・・。